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下戸の遺伝子-- アジア人特有の、アルコール類を分解する酵素がないために、お酒が飲めないという遺伝子。

ミルクの遺伝子--最近、発見された、カフカスの遺伝子といわれる、通常、哺乳類では、大人になると、ミルクを大量に飲めなくなるはずが、大人になっても、いくらでも、ミルクが飲めるという、突然変異が、主に、いわゆる西洋人を中心に、7000年ほど前に起こった、とされる。カフカス地方は、南ロシア。

カフェインの遺伝子- これは、私が勝手に想像している、アジア人特有の、カフェインに対する特殊な抗力を持つ遺伝子。どうも、私の知っている西洋人は、カフェインに過剰反応する場合が多い。実際のところ、カフェインに対するアレルギー反応を示す人も多く、欧米のコーヒー屋には、ディカフェイン(カフェイン抜き)コーヒーが、オレンジ色のキャップがついたコーヒー入れに入って、置いてある。西洋人がコーヒーと出会ったのは、アラブでコーヒーを飲むようになった11世紀以降。しかし、東洋人は、はるか昔から、お茶を飲んで、カフェインが当たり前だった。この差は思ったよりも大きそうであり、何か、遺伝的な違いがありそうに見える。


下戸(げこ)の遺伝子は、前から有名であり、東北アジア人は、特に、アルコールを腸の中で、分解する酵素を持ち合わせていない人がいるので、文字通り、飲めない人が多い。これが理解できない人がいて、毎年、学生などが、死ぬことがある。なぜかといえば、下戸の遺伝子を持った人にとっては、猛毒の液体を飲んでいるに過ぎないからだ。アルコールを分解する酵素を持った人にとっては、有害なアセトアルデヒトというのを、快楽に導く、ドーパミンに変換する、正しく、素晴らしい飲み物に違いない。一度でいいから、同じく下戸の遺伝子を持っている私は、人工的に、その気分を知りたいと思ってもいる。

そして、最近、急に遺伝子研究でわかったらしい、恐らく、世紀の大発見かもしれない、カフカスの遺伝子(ミルクの遺伝子)。通常、哺乳類は、赤ちゃんのときだけ、ミルクを分解して、糖分に変換する酵素が、腸の中にあるそうだ。しかし、大人になるにつれ、段々と、その酵素がなくなっていき、いわゆる、

牛乳を飲んでも、なんだか、お腹がゴロゴロする。

という状態になる。ところが、西洋人は、毎朝2リットルくらい牛乳を365日間、飲み続けても、全く問題ないそうだ。これは、腸の中に、大人になっても、ミルクを糖分に変換する酵素を造るような、遺伝子が、恐らく7000年前くらいに、突然変異が起きたからだとされている。

これは、大発見である可能性が高い。私は以前から、シルクロードの遊牧民的な生活というのは、いったい、人類の歴史の中で、どうやって、どのような人が、発明したのか?

いわば、「遊牧とは、いかにして、生まれたのか?」という、農業文明と、双璧をなす、遊牧文明は、いったい、どうやって、広がったのか?というのが非常に、謎をはらんでいると、前から思っていて、きっと、そこには、大きな謎が隠されているに違いないと、にらんでいた。

思うに、7000年前に、カフカス地方(ロシア南部)で、その突然変異が起こったとすると、あらゆることにつじつまがあうように思えてならない。私は、恐らく、典型的なアジア人体質だから、お酒は飲めないし、牛乳を、たくさん飲むと、胃がおかしくなる。

しかし、あの遊牧民達は、いくら、飲んでも、消化してしまい、栄養分に変換してしまうというのだから、道理で、あちらの方々?は、体格や脂肪が多そうな体なんだと気づいた。

これは、非常に重要なことだと思える。今までのあらゆる人種論や、社会哲学も、この発見の足元にも及ばないと、言い切れるかもしれない。

下戸の遺伝子(酒が飲めない)の発見は、凄いことだったが、まさか、ミルクの遺伝子があったなどと、誰が想像しただろうか?

恐らく、人類が農業を始めるのが先だったんだろうけども、7000年前の突然変異で、いわゆるシルクロード周辺に、遊牧して、ミルクを飲んで暮らすという部族が、瞬く間に広がったんだと思える。しかし、どうも、広がったのは、西側に広がったようであり、恐らく、西側の欧州の大地のほうが、遊牧に適していたんだろうとも思える。

イギリスなどでも、羊の遊牧などが見られるし、アルプスなどでもそうだ。あれは、欧州の原風景であって、あれが、あれこそが、欧州人もしくは、コーカソイド(白人)の、本来の姿なのだ、と、驚くほどわかるようになってきた。

ちなみに、黒人は、別のルートで?遺伝子的変異が起こり、牛乳を大人になっても、何リットルも飲めるそうだ。この何リットルというのは、毎日という意味だ。そこを勘違いしてはいけない。

そこで、私が勝手に思っている、東洋人が持つ、お茶の遺伝子、カフェインに対する、耐性が、相当高いのではないか?という話になる。

以前から、なんとなくだが、どうも、西洋人には、お茶とか、コーヒーが、やたらと効くらしいということを感じることが多かった。しかし、アジア人は、昔からお茶を飲んできて、カフェインを摂取するのは、ごく当たり前のことだが、欧州人が、カフェインを飲むようになったら、突然、ルネッサンスが起こっている。これは、時期的に、驚くほどあっており、決して偶然ではないと、そういっているのは、西洋人自身である。

しかし、あまり知られていないが、西洋人には、カフェインに対して、体が過剰反応を示し、体の振るえや、てんかん発作のような症状を起こす人がいて、そういう人は、カフェイン抜きのコーヒーを飲むのだそうだ。

そういえば、アメリカに住んでいたとき、やけに、カフェインのことを気にする人が多いな、と思ったり、たかが、コーヒーなのに、なぜにこれほど大袈裟に考えるのだろうか?と不思議に感じることもあった。

アメリカのコーヒー屋には、オレンジ色の印がついたコーヒー沸かし器が、置いてあるところが多いそうだ。そういえば、そういうのを見たことがあるような気がする。オレンジ色の印は、カフェイン抜き、という意味だそうで、日本では、そんなものを、見たことがない。

そもそも、お茶(緑茶)から、カフェインを抜いて飲むなど、どうかしてるんじゃないかと思いたくなる。

しかし、もし、それが、遺伝的なものだとすると、かなり理解が変わってくる。どうも、私の経験からすると、西洋人は、酒に関しては、それを飲んでも、ほとんど、ジュース感覚なのに、コーヒーとなると、途端に、守りに入るというか、構えて、さあ!これから、コーヒー飲むぞ!と、やらないと、飲めないようなところがある。

これは、下戸の遺伝子(酒が飲めない)を持っている人が多い日本人が、酒を飲む前に、さーて!飲むぞ!とやらないと、飲めないのと少し似ている。

アメリカ映画とかで、たまに出てくる、度胸比べとか、ああいう世界は、アメリカ人的には、恐らく、カフェインの世界らしい。恐らく、東洋人は、相当前から、カフェインを摂る習慣があったので、それほど効かなくなっているのではないだろうか?

このカフェインの遺伝子は、きっと近いうち、発見されるんじゃないだろうか?


しかし、いずれにせよ、これらの研究からわかるのは、やっぱり、彼らと我々?は、違うんだ、という、当たり前のことだ。

最近、何しろ、国際化などといって、向こうの食べ物を食べてみたり、向こうの人がこっちの食べ物を食べたりするが、どうも、100年たっても、変わらなかったりするものがある。

それは、何ゆえか、と、誰もが疑問に思っていたが、とりあえず、お付き合い、ということで、嫌だけれども、というのが多かったと思える。

これからは、ちゃんと、そういうところも、小さい頃に判定しておいて、自分には、何が食べられない、というのを、はっきりさせておくべきだ。食べられないことないのだが、飲めないこともないのだが、そういう遺伝子を持っていない人からすれば、それは、拷問のようなものであり、そのダメージから回復するのに、相当な時間を要することがありえる。

また、これからは、そういう、人種的違いというのを、決して、軽々しく見てはいけない、ということも大事だと思える。安易に国際交流などをしても、その辺の違いが、わからないと、かなり、精神的に辛い思いをする可能性が高い。

あと、魚に関して、日本人でも、アレルギーがある人がいる。遊牧民は、決して魚を食べない、とされるが、それは、恐らく、好き嫌いではなくて、遺伝的に、何か、魚の中の特殊成分を、分解する能力がある人と、それがないので、アレルギー症状が起こる人などがいて、

今ふと思ったのだが、恐らく、そういう遺伝子が違う人が夫婦になると、本人としては、絶対的に、好き嫌いではなく、ダメなのに、そんなはずはない、と、パートナーが思っている場合、それが、かなり激しい、大喧嘩になったり、不仲の原因になったりすることが、相当多いのではないか、と思えてきた。

間違いなく、そういうことはあるだろう。この辺は、今世紀、今後100年くらいで、驚くほど研究が進むんじゃないだろうか?



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タイトル:ディスカバリー
「ごみのポイ捨ては牛乳が飲めないぐらいかっこ悪いぜ」とソトコトがコマーシャルをしていたので調べていてたどり着きました。とても参考になりました! ソトコト!かっこ悪い
2011/05/19 15:13 チャコ EDIT[]
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