忍者ブログ
社会・思想系ブログ(ブログ内検索、ぜひ、使って下さい)
[23] [22] [21] [20] [19] [18] [17] [16] [15] [14] [13]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

安部さんがやめてから、しばらくの間、私なりに、いろいろと考えたが、まったくもって、情報不足で、何もわからないなか、2人の尊敬すべき、言論人が、恐らく、真の原因を、突き止めたのではないか?と、私は、やや大胆に、だが、思っている。

(ちなみに、最近、私は、精神的に病んでいるようだ、文章に、何らかの言語障害がみられる。これは、実におかしな現象で、実はわかっているのだ、文章が、文法的におかしいと、なのだが、私がいわんとしていることを、正確にいおうとすると、わざと、間違った文法にしないと、伝わらないような気がして、どうしても、間違えてしまうのだ。何か、こういう、変なあやまちというのは、安部さんの辞任のような、奇妙な世界に通じるところがあるように思える。論理的におかしくても、文章は、書けてしまう。)

一人目は、今井潔氏であり、今井氏は、早くから(選挙の前から)、霞が関(官僚)が、安部さんにクーデターを仕掛けた、と論評していた。今井氏によると、その内容は、官僚の特権=天下りや、地方への資金分配などの特権、を、守るために、そういった権限を、改革により、奪われるのではないか?という読みがあり、そういった法案を、通そうとしている、安部さんを、年金スキャンダルを、わざと起こすことによって、辞任に追い込む、という、クーデター作戦だったという。

また、もう一人、最近、急激に飛躍していると私が考える言論人、アルルの男 ヒロシさんこと、中田氏が自身のブログで、膨大な情報を発信する中、安部さんがやめることで、「吹っ飛んだ郵政廃案」というのが目についたのだが、そこで、アルル氏がいうには、安部さんがやめる直後、始まろうとしていた国会で、郵政民営化を、「廃案」にしようという法案が、用意されていた、というのだ。これは、おもに民営化を主導した、あらゆる勢力にとって、最大の危機となるので、安部さんがいなくなることによって、これが吹っ飛んでしまい、いわば、安部さんは、自らを殺すことによって、郵政民営化を、守りぬいた、という、そういう考察なんだろうと思うが、こんなことを言っているのは、アルルさん以外に、私は見たことがなかったので、かなり驚いた。

あとは、よくいわれている、テロ特措法を、小沢さんが廃案にしようとしていた、というのもあるが、安部さんがやめることによって、廃案もなにも、どこかへ、消えてしまった。

こういった、政治手法、いわば、スキャンダルや、大事件を、わざと起こすことによって、マスコミや一般大衆の目を、本来の問題から、そらすように仕向けることにより、問題自体を、まるでなかったことにしてしまう=吹っ飛んだ、ということになろうかと思う。それを、「安部さん辞任で吹っ飛んだ郵政廃案」というような、見事な表現で簡潔に述べるアルル氏は、すごい文章力を持っているのだな、と、いま、気付いた。

こういう、背景を頭に入れて、いざ、これから、国会とか、答弁で、集中砲火を浴びる予定だった安部さんは、

今までがつらかったからやめたのではなく、

これから起こるであろう、恐るべき戦い、、

が、あまりにも、すざましくなることを予感し、それで、身の危険を感じて、実際に精神的に予期不安(未来に起こるかもしれないことを考えすぎて、精神的に不安が異常なほどに増大する)でおかしくなってしまったんではないかと思える。そこで、辞任することにした、というのが、どうやら、私がたどり着いた、、真相、だ。。

まあでも、想像にすぎない、といえば、そうなってしまうが、ここで、想像を、現実的にするための、今井潔氏が、ホームページで出した数字がある。

それは、ヒモなし17兆円と援助19兆円という数字だ。

これは、ずばり、国家予算のうち(多くは都市部からの税金で成り立っている)、主に地方へ、ばらまかれる資金の総額だ。なんと、36兆円もある。

安部さんが、通そうとしていた法案は、天下りだけでなく、36兆円という、恐るべき金額を、今までのように、地方経済を支えるために、出し続けるか(田中角栄氏以来、地方交付税といって、こういう資金が地方に流れ続けている)、それとも、小泉首相が、掲げた、いわゆる、改革、によって、安部さんが責任をとる形で、これから、そういう法案を、つまり、そういう、地方への資金の流れをカットする法案が、ついに、出されようとしていた直前に、安部さんは、その影響力の巨大さを懸念して、、、、そして、どうすればいいのか、悩み、自分が突然やめると、改革が、逆に起こらず、地方も救われ、官僚も喜び、安部さん以外、困る人がいない、と、実はやさしいかもしれない安部さんは、考えたんじゃないか?

そして、安部さんの後任は、恐らく私の知る限りでは、そういう意味での改革には、基本的に賛成ではない、福田氏および、町村派、という、官僚と手を組んで、田中角栄的な日本の維持、を目指したんではないか?と思える。

もう、もはや、日本の構造は、高度経済成長時のように、都市部中心型には、戻れない体質になってしまい、地方交付税の形で17兆円、援助として19兆円を、地方へばらまく、というのが、当り前になっていて、それが消えると、夕張市のように、破産してしまう、ということなんだろうと思う。

これを、今井潔氏のような人は、以下のように、短い文章で、まとめるという、すごさ?がある。
------------------------------------------
一方中央官庁から地方に流れる地方交付税は14兆円、このほか19兆円の補助金が
配られる。 このカネを地方がヒモなしで使えれば地方の都市との格差はなくなる。 
小泉内閣時代に三位一体と呼ばれる財源再配分を試みたが、官僚の抵抗でカラ振り。 
(↓これは、安部さんがやめる前の記事)
安倍退陣を狙ったクーデターは一見失敗したように見える。 しかし内閣官房長官に官僚シンパ与謝野氏を押し込み、町村―菅の正副長官案をツブしたからまあ判定勝ち。 改革は竹中平蔵氏によれば「黄信号が点燈」した。 

--------------------------------------------

はたして、、国家の赤字、800兆円は、毎年、19兆円くらい増え続ける=改革の失敗、なんでしょうか?

論点は、そこなのです。これが、わかると、見えてくる。ところが、ここが、故意に見えないようになっているというか、隠されているようなところがある。。と私は分析しています。

安部さん的には、今、病院にいるようだが、どうなんだろうか?おそらく、20年くらいたったら、真相がわかるかもしれない。

ちなみに一般的には、安部さんが、相続税を数億円払っていなかったというのを、暴露されるというのを恐れて、暴露される前に辞めた、ということになってるようです。もしかしたら、そうかもしれません。

しかし、金額的に、14兆円+19兆円の利権、 800兆円の赤字、数億円の相続税、天秤にかけると、どれが重要なのか、日本的に?恐ろしいほど、難しい問題であると、、改めて認識した、というような、実に、ドラマチックな、大事件、だったような気がします。



PR

お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード



トラックバック:


忍者ブログ [PR]
ブログ内検索
カウンター