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すごい。さすがだ。

しかし、ある程度は、冷汗をかいたが、ある程度は、想定できる範囲だった。

何しろ、ロシア在住27年だったか、ものすごい特殊な経歴の持ち主なので、言うことが、全く違っていて、それだけで、楽しめる。最高だ。100点!

しかし、いや、どう、、、うーん。。中国がどういう風にロシアにいると見えるのか、それが問題で、ロシア的なバイアスが若干かかっているのではないかとも思えたんだが、さすがに、こればっかりは、北野氏以上にわかる人などいそうにないが、

私が気になるのは一点だけだ。それつまり、日米同盟があるから、中国は日本に攻めてこないというような主張というか、考え方であり、確かに、中国は、アメリカ軍がいなくなった途端に、フィリピンの島を占領したり、アメリカ軍がいなくなったら、急にベトナムとかと戦争とか、アメリカさえいなければ、台湾をとるだろうという、そういう系統の話が、異様に、心配だなあ、と思えた。

さすがは、ロシア分析家だ、武力には、民衆はかなわないということと、それと同時に、食糧や最低限の生活のほうが、民主主義よりも、共産主義よりも、とにかく、最低限の平和と生活が保障されるならば、何主義でもかまわないのが、ロシア人の本音というのは、まるで、それが見えるかのような、見事な表現だ。

最近そういえば、中国南部で、国境を接するブータンとか、あの辺の小さい国に中国軍が、いきなり土足で入ってきたとかいう、驚くようなニュースがあったが、前にも、中国軍は、日本の領海に、無断で入ってきて、大騒ぎになったことがあった。

彼らの場合、、そういうことをやるときは、必ず目的がある。たとえば、フィリピンとかベトナムの島を攻めるとかいうのは、そこに、南シナ海油田があるからだ。

日本の領域に来るようになったのも、東シナ海ガス田が、発見されてからだと思った。

今は、正式には、中国の海域ではないが、中国の海域であると、そういえば、つい、こないだまで、ニュースでは、そういうことばっかりやっていたのにな。

なんだか、温首相?が日本の国会で、演説して、なぜか、急に反日的報道が減ったあたりから、急に、その辺の報道が変化して、「危険な中国製品シリーズ」に置き換わってしまった。

彼らが攻めてくるというのは、チベットとか、そもそも軍隊じゃなくても、日本は、中国人の観光客でいっぱいだ。恐ろしいくらい多い。どこへいってもそうだ。

そういう意味で、ロシアとしては、ロシア極東地域は、いわば、超過疎地帯だから、中国人が、国境を越えて、ビジネスマンとして、どんどん入ってくるので、いつか乗っ取られるのではないか?と、恐怖しても、全く不思議ではない。

この辺の、ロシアと中国の相互けん制と、ロシアと中国の、アメリカ一極主義に対する連携プレーの、どちらのほうが、強いのかというのが、いまいち、わからなかった。

ただ、現状では、少なくとも軍事面、石油冷戦的には、中ロは明らかに連携プレーで、アメリカをけん制している。

ただ、問題は、こちら側から見ると、中国はアメリカと仲良くしているとしか思えない、というか。その辺が、どうもロシアからは見えないのかな、と、そこが、不思議に思えた。

ほとんどの日本人は、やはり、日米同盟 VS 中国(ロシア)と、考えがちだが、私は、どうも、

米中同盟 VS ロシア+中東 

のように見えてきているのだが、どうして、そうなるのだろうか。株の世界を見ると、どうも、そういう風になっている。ロシアは、株で経済を動かさないことに決めたから、その辺は、わかりにくいんだろうけども、

問題は中東が、どちらにつくかであり、うーん。。。

米中戦争、というシナリオの場合は、きっと、いやでも、今の米中の近寄り方を見ると、もはや、運命共同体にすら見えるんだが、その辺が、日本でもロシアでも、あまり認識されていないのかもしれないとも思えてきた。

とかく、得体の知れない存在として、とらえられることが多い中国だが、意外と、単純だ。より、儲かりそうで、より、よさそうで、より、強そうな方へつく。中国は、そんな国だと思えてきた。

かといって、それは、最終的にそうなるんであって、決めるまでは、そんなのあり?そんなことすんの?と、びっくりするような、奇妙なことを色々やる。さぐりを入れてるんだろうけど、普通、そんなやり方、ありえないでしょう。というようなことをやるのが中国だ。

でも、今日、本屋にいって印象に残ったのは、以前より、中国脅威本が減ってきて、どちらかというと、仲良く未来へ、というのが、少しだけだが、増えたように見えたのが、意外だった。と同時に、歴史問題とかで一世を風靡した系統の本は、何となく、小さく見えた。

まあ、はっきりいって、私は、うまくだまされているだけなのかもしれない。そのときは、そのときだ。

しかし、私の感じだと、確か本屋でみた、新刊のタイトルのどっかに、一つのアジアが始まる、というようなタイトルがあって、それが気になった。

要するに、その意味するところは、アメリカとかロシアじゃなくて、アジアで団結しましょうということだと思うんだが、、

何となく、日本全体的な、庶民的ムードとしては、そっち側だ。しかし、恐らく、ロシアからすると、中国は、かなり違って見えるのは、当然だけども、アメリカから、ロシアは、やはり、敵視されているというか、その辺の感覚が、ロシア国内だと、相当違うというか、どうも、ロシアの主張の方が正しいと思える場合が、読んでいて多い。

まあ、それは主に、ロシアの西側周辺の、旧ソ連圏での、アメリカとの駆け引きでは、という意味だが、ロシアは、なんとかして、ロシアの権益もしくは影響力を、維持したいと、もしくは、取り戻したいと、と同時に、アメリカが、どんどん土足で入ってくると、それは、実によくわかった。

アヘン戦争の前のアジア諸国というのは、ベトナムも朝鮮半島も基本的に、中国の属国だったわけであるので、その辺を、もう一度、アヘン戦争前の状態に戻すという発想は、ありえる発想だ。

しかし、日本の場合は、アヘン戦争前は、いちおう、自治権があったというか、中華圏とは、別に独立していたといえると思うが、

そういう意味では、ロシア的には、ロシアがシベリアをとって、南下した時点までさかのぼると、もう一回、中国が来るかもしれないという危惧があるのかもしれない。

がしかし、現在のところ、恐らく今後数年間は、中国とロシアは、あまりにも強引な、アメリカの一極主義に立ち向かう、多極的同盟であるというような著者の主張は、実にわかりやすかった。

結局これは、通貨と原油の問題なのだろうと、思えてきた。そういう意味では、復活したルーブルと、2極化の一端を狙うというか、そうなりつつあるユーロがあって、でもって、ルーブルが復活すると、

困るのは、日本円とか中国元だ、となる。韓国ウォンなんかはもっと大変だ。そういう意味では、円だけ特別という今の状態がずっと続くとも思えないようで、何となく、続くのかなとも思える。わからん。

寝起きといのは、意外と本音が出ているような気がする。今朝は朝起きたら、妙に気分が悪いというか、吐き気がするというか、めまいがするというか。起きる前、恐らく数時間かかって、本の内容について、色々とシュミレーションしてみたのだが、どうやっても、アメリカが負けるという風になってしまうのである。

これは、相当すごいことが起こっていると思わざるをえない。しかし、とりあえず、寝ていてわかったことは、最大の焦点は、米国債ということだ。これが、ユーロ債に置き換わった瞬間にアメリカは落っこちると思えてきた。

しかし、問題はアメリカの富裕層が、すでにアメリカ脱出を試みているという大胆な推理を私は考えているのだが、彼らはまず、先遣隊として、金持ちがドルから逃げるそして、中国やロシアに金だけは逃げておく。これは、日本の危機を感じた日本人が、多くの金を、アメリカ国際MMFに逃げ出した97年ころと似ている。

同じような形で、普通だったら、日本の主婦は、アメリカのサブプライムを見て、びっくりして、ドルを売って、円買うとか、ユーロを買うとか、中国に目を向けそうなものなのだが、これが、どうも、最近聞いた話だと、日本の主婦および為替デイトレーダーたちは、なんと、世界の為替取引の4分の1くらいだったか、3分の1くらいを占めるということらしい。

で、恐らく、私が想像するに、彼らは今のところ、ドル買いをして、儲けてきたんだが、恐らく、今回のアメリカのサブプライム暴落とか、イギリスのバンクランとかで、はじめて大損したんじゃないかとも思える。が、しかし、日本は、相変わらず、アメリカ様にははむかえないということで、外人様に、円キャリートレードという、

いくらでも、金をゼロ金利で貸しますので、ドルを買ってください

ということをやっている。日本の忠誠心おそるべしである。原爆おそるべしである。(<これはかなり悪質なジョークだと思う)。。

それに加え、ニッポンの輸出業者は、経団連の御手洗キャノン社長をはじめ、ぞっこんアメリカにほれている。まあ、キャノンのいまは、アメリカなしでは語れないと、トヨタもそうだし、彼らの気持ちは、わかりすぎるほどわかる。私の父も、叔父も、そういう世代だ。彼らはアメリカが大好きなのだ。サウンドオブミュージックとか、ウエストサイドストーリーとかが、好きで好きでしょうがないのだ。

いくら、ティファニーで朝食を、でコケにされても、アメリカ様は、きっと、もうやめよう、彼らを責めることができようか?彼らは、戦後、苦しい中、はじめて、西部劇を見て、かっこいいなあ、と思って、80年代でさえ、アメリカやイギリスの音楽は、むちゃくちゃかっこいいな、と思って、心の底からあこがれてきたわけだ。

私もアメリカに行くまではそうだった。しかし、アメリカにいって、3年くらいすると、何となく、将来、どうなってしまうのか、わかってしまったのだ。だから、私は911のときも、今回のサブプライムも、何か、本来起こるはずだったことが起こったというような気がしていたが、表だってそういうことができないでいる。

なんでかというと、それをいってしまうと、団塊の世代の人が、もう、完全に、まるで子供のように、かつては、学生運動で頑張ったはずなのに、そうじゃない人もいるだろうけども、何かやっぱり、アメリカが好きな人がいるのだ。

私はそういう発想とは、1997年ころに決別したつもりだが、時々、そういうのがよみがえり、まるで日本政府のように、アメリカを支えてあげたほうがいいんではないかと思ってしまったりするが、

一番問題だと思えてきたのが、アメリカと仲良くすることが、一番平和だと思っているということで、でもそれは、違うのだ。

アメリカこそは、朝鮮戦争、ベトナム戦争、、、もう言わなくてもわかりますよね。それでも、アメリカが好きですか?

そんなに中国が嫌いですか?ロシアは信用できませんか?

おそらく、これらの問いは、もう避けて通れなくなりました。

今、日本は、どちら側と仲良くすべきか、というような問題と直面している。中露と一緒になるか、もう、相当、ガンに侵されているアメリカやイギリスと仲良くするか、

こないだまでは、小泉さんが、靖国神社を参拝していたので、中国人が、思いっきり日本人が中国人を、心底いやになるようにしむけてきた。

しかし、中国はついに、反米に転じた。私はかなり前から、いつか、この日がくると、予言していたと思う。きっかけになったのは、韓国人で、日本について、よいことばかり書く珍しい女性ジャーナリストが書いた本、「反日韓国に未来はない」という本を読んでからだった。その人がそのあと、「脱亜入欧」という本を書いて、私には、韓国の真意がわかってしまったのだ。

と同時に、韓国がそういう方向であるのならば、きっと中国もいずれそうなるだろうと、しかし、それはなかなか訪れなかった。小泉さんの靖国が、それを、とどめていた。

しかし、温家宝さんが、日本の国会で講演して、超親日に転じてから、そういうのがピタリとなくなってしまった。

あれ以来、恐らく中国の国家方針は、ガラリと変わった。どうも最近出ている本などを見ると、江沢民派(上海系とかいわれている)が、落ちてきて、胡錦濤(こきんとう)主席の北京派?というのがあるらしく、

どうも、こういうことらしいのだ。

江沢民派=半日、親米、親ロシア
胡錦濤=親日?アジア主義?隠れ反米?中露同盟主義?

なんとなく、そんな感じなのだ。これは、うすうすそうじゃないかと、勉強好きな人は、感づいているだろう。

しかし、だ。サウンドオブミュージック、ウェストサイドストーリー世代、もしくは、マイケルジャクソン洋楽世代、の人は、今でもアメリカが好きなのだ。これは、最近、宗派?を変えた人もいるようだが、どうも、完全には、そのあこがれのようなものを、消すことができないようだ。

先日、アメリカの経済ニュースで、日本の主婦が、円ドル為替取引の3分の1くらいを占めているらしいと、最近、アメリカで話題のドラマ、デスパレートワイフ(欲求不満でどうしようもない主婦というような意味)にかけて、見出しとして、デスパレートハウスハイフ(=デスパレート主婦)ということで、ニュースをやっていて、なんだか、一時間くらい、考え込んでしまった。

わからないことはないのだ。でもね、、、違うんだよ。。10年くらい前から、僕は、そういう風に、、、でも、私は、株の話をするとき、アメリカ株の話をすると、みんな喜ぶのに、中国株の話をすると、喜ばれるどころか、無視されることが多いのだ。ましてや、ロシアなんて、ということになる。

まあでも、問題は、ユーロ債だ。ユーロならば、日本の主婦にでも、安心感があるかもしれない。すでに、その効果は表れている。

そうなんだな。どうも、今回の本でかけていそうなのは、ユーロなんだな。確かに、中国ロシア同盟は、非常にすぐれた発想だ。しかし、ユーロが、それに同調するという前提がないといけないような気がする。

逆にユーロとアメリカが同盟を組めば、一気に逆転することもありえる。その辺の足し算からすると、まだ、中国ロシア同盟には、ユーロ・アメリカ同盟があるとしたら(今のところ、ユーロとアメリカはどんどん離れていこうとしている、そこを、つないでいるのが、イギリスである。だから、私はイギリスに興味があるのだ)。

が、問題は、ドルなのだ。ロシアも、中国も何と、合わせると、世界最大のドル保有国になっているらしい。中国なんかは、日本よりも、多くなるのは時間の問題だろう。

だとすると、ロシアも、実は隠れて?ドル保有世界4位くらいにつけているらしい(これは、かなり驚いた)。

そうだとすると、ドルを、こういう国がいっせいに売ったら、どうなるのか?もしくは、天然ガス世界一のロシアと天然ガス世界2位のイランが、一緒になると、どうなるのか?そこが問題なのだ、とわかる。だから、イランなのだと、しかし、これは、かなり難しい応用問題である。

が、しかし、これが、本当の問題だとすると、近いうち、原油バブルではなく、天然ガスがバブルになるに違いない。

実は日本には、天然ガスが意外とあるのだ。千葉県と新潟にある。この千葉県のは、結構大きなもので、こないだも、その上にある施設が爆発事故を起こした。

まあ、それでも、世界1位のロシア、2位のイラン、3位のカタール、、などの巨人と比べれば、無に等しいのかもしれない。しかし、まあ。。国内にも少しでもあると、その会社が上場しているんだから、なんで上がらないのか、不思議だが。。

こうやって、いろいろと考えるというか、シナリオやシュミレーションをすると、どうしても、アメリカが勝てないと、私の頭のコンピュータは、答えを出すのだ。

じゃあ、あの、一途なアメリカ大好きな日本の人達はどうなっちゃうの?もしくは、あんな国と戦争した日本はバカだったといっていれば安心な老人で、ドルを買うことで、老後を生きようとしている人達は、どうなってしまうの?と、未来の子供たちの幽霊が、私に必死になって訴えてくる。

私は、何も言うことができない。せめて、じゃあ、中国株などは、いかがですか?などというと、村八分のような感じになって、なんで、アメリカの話をしてくれないのか?と、そんなことを要求されることが多いというか、

どうすりゃ、いいんだよ。でも、私は、そういう、一途な日本人に感銘を受けるというか、感動することがある。

これは、きっと、ニューヨークのユダヤ人に伝わっているだろう。しかし、アメリカは、恐らく、イスラエルを切り捨てることを決めたようだ。とすると、かなり飛躍するようだが、ユダヤ人は、アメリカを捨てる可能性がある。と私は考える。彼らの歴史を学ぶと、それが、空想でないことがわかる。

一番良い候補は、オーストラリアだろう。そうなると、かなり話が違ってくる。これは、超上級者向けの問題だ。

その場合、ユダヤ人的には、資金をどこに置くかもしくは移動させるかだ。それが、やはり中国なのだ。これが、わかる人は、かなりすごいというか、これが断言できる人がいたらすごい。私は断言できるまでには至ってない。

しかし、来年、民主党が勝ってブッシュ共和党が負けると、様相が異なる可能性も、かなり高い。ということならば、そう、この点は大事だ。クリントンが勝つと、恐らく、そういう意味では、オバマ氏が勝つ場合とは、様相が異なりそうな気がしないでもない。

私は、考えすぎて、ついに頭がおかしくなったのか、と、最近思うことが多い。しかし、考えれば考えるほど、アメリカは危険になって、サブプライム問題は、その一面にすぎない。

しかし、日本は、なんと、政府だけでなく、主婦までが、ドルを支えているようだ。と、その、あまりにも一途な姿は、まるで、戦前の日本人が、天皇陛下に一途だった姿さえ、想像させる。それくらい、日本人というのは、一途というか、普通であれば、ありえないことをやっている。

それが、ロシアの北野さんだから見える。しかし、副島隆彦氏のようなハイレベルの人でさえ、ここまで見えているのか、正直わからないことがある。副島氏は、アメリカに関しては、よくわかっている。しかし、ユダヤ人的な問題と、中国的な問題、あとは、ロシアとユーロに関する勢力バランス的なことが、北野氏ほど正確に見えていないような気がする。

もっとも、あれだけ、アメリカを解剖するように研究されてきた、副島隆彦氏に、これ以上要求するのは、酷というものだろう。

それにしても、このブログには、ほとんど誰もこないということの方が、世界の七不思議に入ってもよさそうな、一番、面白いというか、なんというか。。日本は平和なんだなあ、と、そういう意味では、にっぽん最高である。

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