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YouTubeの良いところは、報道がこれといって問題がない場合、編集されないで、本音が出てくるところだが、最近、アメリカの、おそらく中学生くらいと思われるような、女の子などで、向こうのテレビで、ポケモンとか、セーラームーンみたいなのを、見て育った!というような人が、

ピカチュウの洋服を買った!とか

ついに!日本語の教科書をGETした!とか

私は、いつか、必ず日本にいきます!とか

ポケモンに関しては、私はうるさい、とかいって、ネット喧嘩している人

などが、驚くほど大勢いる。YouTubeで、そういうのが激増している。私の世代からすると、ほとんど、奇跡にさえ思えるような現象であり、いまだに、これが本当なのか?夢じゃないのか?などと思える。

どうも、日本の一部メディアで言っているような、ジャパンクール(日本はかっこいい現象)は、本当なのかもしれないと、思い始めている。

たしかに、日本のアニメとかと、ディズニーのアニメなどは、最近のCGとかのディズニーは別として、雲泥の差があることは明白で、明らかに日本のほうが、見た目も内容も面白い。

そういう、当り前のことが、当り前に認識されるようになったんだろうと、そういうことなんだろうと、いまだに、マイケルジャクソン世代から抜け出せない自分が、当惑しているのを、発見する。

アメリカの中学生くらいの女の子が、とっても、おしゃれで、かわいい子が、ピカチュウの自慢とか、そういうのを、競ってやっているのである。ニュースでは、ロンドンから、パリから、サンフランシスコ、ロサンゼルスから、モスクワまで?日本のマンガ喫茶が繁盛しているという。

80年代に、坂本龍一さんの世代の人が、カリブ海の孤島に行ったら、日本車が走っていて、ものすごく驚いた、と言っていたが、確かに、80年代くらいだと、日本製品が、海外で売れているというのが、驚くほど新鮮だった。と同時に誇らしかった。

しかし、今では、当時、そういう坂本さんみたいな人がなんとかしなくちゃいけないといっていたような、日本的メディアが、世界を席巻しているのである。これは、私のような、世代にでさえ、理解するのに、数分間の、瞑想が必要そうな事実である。

アメリカのYouTubeなどで、何に一番驚くかといえば、そういう、ポケモンとか、日本語とかいって、競って自らをビデオカメラに向けているような、中学生の女の子のような人が、出身地とか、住んでいるところが、都会ではない場合も多く、本来だったら?相当、保守的そうな、田舎だったりすることで、

これは、80年代とかの、日本アレルギーだったころのアメリカからは、想像するのが不可能なくらいの、変化であるといわざるを得ない。

もしかすると、アメリカという国は、そういう意味では変化が早いのかもしれない。と同時に、こうも考えられる。

若い人というのは、親の世代に反抗するのが常だ。今のアメリカの中学生の女の子のような存在にとっては、日本アニメ大好き派であることが、おそらく、80年代的な、日本アレルギーを持ってそうな、親に対する、最高に効果的な、反抗的な、であると同時に、何かしら文化的行為なのかもしれない。

70年代世代とか、60年代世代の人は、ギターを持って歩くとか、ビートルズや、レッドツエッペリンの、LPレコードを、抱えて歩いて学校へ行くことが、何らかの文化的主張だったそうだが、

今のアメリカの中学生の女の子の、おそらく、変わり者?には、ピカチュウの新しい洋服を学校へ着て行くことが、何かしらの意思表示というか、自分に対する、メッセージというか、社会に対するメッセージのような、何かを意味していて、

そういう人が部分的に、異様なほどに、日本アニメなどに詳しかったりして、場合によっては、そういった意味での、日本文化論の、論争などが、行ったこともないのに、起こっているというのが、何とも面白い。

2ちゃんねる、とか、掲示板とかでは、わからない、表情が写るから、それが、本気で言っているのかどうか、わかるというものだが、YouTubeの場合は、カメラで自分を写す人は、どこまで本気かわかりやすい場合が多い(少なくとも文章よりかは、わかる)。

そういう意味では、本気度が、だんだんと上がっているようにすら見える。この先、どうなっていくんだろうかと、奇妙な不安を感じる。

80年代の日本では、日本製品は売れているが、現代日本文化は、うれていないと嘆く人が多かった。

しかし、今では逆になってしまっているんでしょうか?仮にそれが、今度こそ、「本物」であるとすると、何か、時代に取り残されてしまっているような、なんだか、オジサンになってしまったような、

ここは、どこ?

と迷っているような自分が、何か面白くもあり、こわくもある。
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