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久しぶりに、物理学の最先端分野の研究の話をテレビで見た。

それによると、結論だけいうと、

宇宙の真空には、総合的には、何もないように見えるが、実は、プラスとマイナスのような関係で、総合的にはゼロに見えるけども、実は、ゼロを装った、障害物が実際には存在し、それが、本来、ゼロであるはずだった、物質の質量を、ゼロでなくしている。

ということだそうだ。要するに、何もない空間、などはなく、実際には、そこには、プラスとマイナスがちょうど打ち消しあって、一見するとゼロに見えてるだけで、

だったら、、その超微小な、プラスマイナスで0になってる、という、それを構成しているプラスのなにか、とマイナスのなにか、が、今までの理論が断言している値などを、受け入れ、そのまんま、どれくらいの、抵抗があるか?

を計算した人がいるそうだ。すると、その抵抗の大きさが、ちょうど、物質いや、素粒子の最低単位の重さの分布と、驚くほど似ており、ということは、そういう、空気抵抗のような、そういう、本来だったら、質量がゼロなはずの、素粒子(これ以上、分解できないと考えられている物質)に、質量に見えるような、重さ、、を与えている、と、この理論は考える。

沼地に入って、長ぐつが、泥沼にはまって、動けなくなったりするが、そこまでひどいことはないとしても、要するに、空間が、ネバネバしているというか、まっすぐ進めないというか、進もうとすると、やや、体が重く感じるというか、それを、重さ、である、と、日本人研究者がシュミレーションで、どうもそういうことらしい、と、かなりの確率で、示すことに成功したらしい。

こういう発想の原点には、例の超伝導があって、超伝導状態では、摩擦がないように見え、新しいエネルギーを加えなくても、電子が動き続けている。この原因をさぐった色々な人がいたが、天才、南部洋一郎博士は、これを、上記のような、ネバネバ抵抗とか、そういう、重さは、実はゼロで、スーパーハイウェイを走っているのが、光で、他の素粒子は、その構成上、スーパーハイウェイではなくて、特急くらいしかなれないというか、色々と、進もうとすると、抵抗があって、それを、重さと感じる、という、何とも、ありえなさそうな理論を打ち立てた。

これは、数学などでいう、対称性が敗れている状態というところから、語呂よく、対称性の破れ、というと思ったら、センスがいい南部大先生は、これを、自発的な対称聖の破れ、と名付けた。そうだ。

しかし、命名の響きとは少し異なり、これは、そういう、自発的(最初からみたいな意味かな)に対称性が破れているので、逆に、普通だったら感じるはずの、抵抗を受けない、高速道路でしかも、渋滞がないような道路を走ることができる、というようなことを、述べたんだが、あまりにも先駆的すぎて、ようやく、40年くらいたって、最近の最先端のスーパーコンピュータで、そういう意味での厳密な計算が行われたようだ。

空間は、プラスとマイナスで、ゼロに見えているが、実際にはそうではない、と述べたが、ここでさらに、じゃあ、それは、どれくらいそうではないのか?違いは、プラスマイナスでいうと、0.001くらいなのか?0.000000001くらいなのか?などという疑問が湧いて当然だ。

実際のところ、私にはわからない。ただ、ひとつだけわかっているのは、それが、カイラル対称性という、右回り、左回りの違いのようなものと似ている部分が、プラスとマイナスで、若干ずれており、そのずれが、どうも、本来、何もないはずだった、真空とか、宇宙の何もないところでも、ある程度の抵抗を生じさせ、その抵抗が、重さと感じられているということだそうだ。と、、私は理解している。

かなりすごいことだと思える。ただ、よくわからないのは、本来であれば、重さがゼロだったら、光速で移動するはずが、そういう、ネバネバや泥沼のせいで、重くて動かないらしい、と理解しているが、特に、クオークと呼ばれる、これ以上分割できないとされる、物質の最小単位は、本来は光速で移動する質量ゼロのはずが、どうも、そういう、ネバネバ空間に他のクオークとともに、

「閉じ込められている」

はずなんだが、今回のは、どっちの方を言っているのかが、よくわからない。そういう、閉じ込められたものが、動く際に通過する空間の空気抵抗のような通過抵抗のようなものが重さの起源と言っているのか、それとも、閉じ込められた内部の、具体的には、3つのクオークなどが、相互作用を行う際に、そういう、空間の偏りに遭遇するために、重さが生じると言っているのか?それとも、両方一緒に計算してみたのか?

どうも、後者ではないか?と推測しているが、関連する数学とか、コンピュータ計算とか、物理学そのものが、あまりにも、最先端で難しいので、わからないが、かなり画期的なことがわかったらしいと、ようやくわかってきた。

これを解明されたのは、筑波の、橋本省二(高エネルギー加速器研究機構・准教授)) という方だそうだ。爆笑問題の番組で出てきた。

この研究は、正に究極的な部分であって、今後100年とかの単位で効いてくる分野だろうと思う。100年かけて、ようやく見えてくるくらい、色々とやらないとわからない、というような分野ではないかと、私の直感では思った。

とりあえず、わかりやすい説明を探し求めて、自分でもよくわからないのだが、おそらく、ギリギリ間違ってなさそうな範囲で、自分のために、まとめてみた。ああいうことが、スーパーコンピュータで、しかも、言ってみれば、その現象に特注品として、完全にゼロから設計されているようなものが作られること自体が、すごいことだと思ったが、

興味深い点は、私の想像が正しければ、この研究は、宇宙全体に広がる、ネバネバ問題と、陽子などの極小地域における相互作用というような、象とアリの相互作用、とでもいうような、驚くほど、異なるスケールの計算をしなければならず、それを、アリのスケールで、象まで計算しようとすると、とんでもない時間がかかるので、

そこら辺を、、こう、、何かうまいやり方で、実際に効いてくるところ、たとえば、象も、アリも通過する地面の摩擦強度のようなものを、象が感じる摩擦は微小だけども、それが、アスファルトの道路だった場合に、象には見えないアスファルトのデコボコと、アリには見えるアスファルトのデコボコのようなのを、一緒に計算して、

まあ、よくわからないけども、そういう大きな世界と小さな世界で、一番重要な、アリさん同士が、仮に電波を発信していて、連絡しあっているとすると、その相互作用を、象のスケールで計算するというか、そういう、なんというか、特注品のスーパーコンピュータみたいのが、できて、それで、はじめて、計算が可能になった、というようなところに、凡人にでもわかりそうな、何らかの人生のヒントというか、これからの21世紀型の哲学のありかた、というか、

こういう世界をくりこみ理論とか、くりこみ群などといって、やや哲学化する動きがあるが、そういうのは、いい傾向だと思う。結局、あの計算も、その延長線上にあるもので、おそらく、それが、やたらとシンプルな分野においては、逆に、、、もう、、わからないからやめておこう。

もし、あれだな。あれで、質量の起源がわかったのならば、残念ながら、あんまり評価が高くなさそうな、大天才、南部洋一郎氏も、浮かばれるというか、そういうものなんだろうなあ。

そういう、、かつて私が学生時代に夢見た世界で活躍できる、ああいう人たちの才能というか、頭の良さというか、ああいうものは、努力もあるけども、ど根性とかもありそうだけど、なんだかやっぱり、違う世界だな。そういう意味では、太田さんが、初めて、なんだかわけわからなくなってしまったのも、やや納得だ。

ああいうタイプの人が、意外といるんだな、物理学とかでは。何かこう、心が通じないというか、通じそうで通じないというか、まあ、その分、天が与えた才能が、ああいう、独創的な仕事を産むんだろうなあ。

まあ、私は、そんな夢見たような人間にはなれなかったけども、この南部先生関連の問題は、やっぱり、日本人物理学者に解明してもらいたかった、というような、変な?正常な?愛国心がある。だから、橋本先生にはがんばってほしいと、珍しく、驚くような研究を見て、思った。

と、、、書きながら、いったい、私は、なんのために、こんなことを、書いているのか、かなり意味不明だ。
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